しろくまアニメ漂流記

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ゴディバの福袋「ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023」発売 おしゃれなチョコレートやクッキーが入ったハッピーな詰め合わせ


オンラインなら買えそうやね!

 ゴディバは、2023年新春に向けた福袋「ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023」を、2023年1月1日から順次発売します。

【画像】福袋の中身を詳しく見る

 福袋の中身は、限定のスペシャルアソートメントを含むチョコレートクッキーなど。ショッピングなどに使いやすいサイズの、ロゴ入りオリジナルバッグに入っています。

 百貨店内のゴディバショップでは、3240円のセットと5400円のセットを展開。薄いピンク色のバッグに入った「ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023 DS30」(3240円)は、中身もハートの缶に入ったチョコレートスペシャルアソートメントや、ピンクパッケージクッキーアソートメントとなど、かわいらしいセットとなっています。

 商業施設内にあるゴディバショップでも、3240円と5400円のセットが取り扱われます。こちらのバッグの色は、深いブルーグリーン。中に入っているのは、チョコレートスペシャルアソートメントやミニプレッツェルなどです。

 アウトレットで販売される福袋は、ビビッドピンクチョコレートスペシャルアソートメントやクッキーアソートメント、ミニプレッツェルが入った5000円セットです。

 ゴディバ オンラインショップでは、パープルのバッグに入った6480円のセットが用意されています。チョコレート22粒入りのスペシャルアソートメントや、クッキーアソートメントなどが入った豪華な福袋です。

 GODIVA cafeでは、3240円の福袋が取り扱われます。さわやかブルーのバッグがおしゃれ。中身は、缶に入ったチョコレートスペシャルアソートメントや6粒入りのスペシャルアソートメントなどです。

 百貨店オンラインショップでは、1万800円の「ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023 DS100」も用意されています。

 新年から、ゴディバおしゃれでおいしいチョコレートクッキーを食べれば、ハッピーな気分になれそうですね。

 「ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023」は、全国のゴディバショップGODIVA cafe、およびゴディバ オンラインショップにて、2023年1月1日もしくは初売りから3日間の限定販売です。

ゴディバ ニューイヤー ハッピーバッグ 2023


(出典 news.nicovideo.jp)

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【画像】「リコリス・リコイル」錦木千束のフィギュア、“スペシャルエレガントパフェ”も再現



【元記事をコミックナタリーで読む】

TVアニメリコリス・リコイル」より、錦木千束1/7ケールフィギュアが受注販売される。

【大きな画像をもっと見る】

錦木千束 1/7ケールフィギュア」では、アニメの第1弾キービジュアルポーズをもとに、喫茶リコリコの制服姿の千束を立体化。千束らしい明るい笑顔、ふわりとした袖、なびくリボン、「錦木千束スペシャルエレガントパフェ」など細部まで丁寧に再現され、軽やかで躍動感のあるポージングに仕上げられた。なお同アイテムの彩色サンプルが、12月30日と31日に東京・東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット101」のアニプレックスブースで展示されている。

価格は税込2万2000円ANIPLEX+では2023年4月2日23時59分まで予約を受け付けており、商品は2024年3月に届けられる予定だ。

(c)Spider LilyアニプレックスABCアニメーションBS11

「錦木千束 1/7スケールフィギュア」


(出典 news.nicovideo.jp)

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【もらえる】TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」とヤマハのコラボ企画 ~2022年12月26日(月)スペシャルコンテンツを開設


限りなく可能性低いけど、貰えるかもよ!

株式会社ヤマハミュージックジャパンは、ライブハウスでの活動を中心にバンドを通して成長していく高校生の姿を描いた人気のTVアニメぼっち・ざ・ろっく!」とコラボレーションし、2022年12月26日(月)、ヤマハWebサイトにスペシャルコンテンツを開設、さらにSNSでのキャンペーンや楽器店での“店舗ジャック”を展開します。

▼「ぼっち・ざ・ろっく!」× ヤマハ スペシャルサイト
https://jp.yamaha.com/products/contents/guitars_basses/btr_collabo/index.html

ヤマハWebサイトでは、コラボレーション企画のスペシャルサイトをオープンし、TVアニメぼっち・ざ・ろっく!」に登場するヤマハ製品や、当社が取り扱うブランド Steinbergスタインバーグ)、Ampeg(アンペグ)、Marshall(マーシャル)の製品を紹介します。
ヤマハSNSでは、12月24日(土)から、主人公後藤ひとりが愛用するヤマハエレキギターPACIFICA(特注仕様)をモデルに制作したギター後藤ひとりのPACIFICA」をプレゼントするキャンペーンを開催しています。
ヤマハの3店舗(名古屋・大阪なんば・銀座)では、本アニメに登場する楽器・機器の展示や、気軽に楽器を体験できるコーナーを設けるほか、店内でご案内の条件を達成したお客様を対象に、描き下ろしのイラストを使用したノベルティを進呈する“店舗ジャック”企画を行います。

TVアニメぼっち・ざ・ろっく!」とヤマハコラボ企画の概要>
1.ぼっち・ざ・ろっく× ヤマハ スペシャルサイト
■開設日 
2022年12月26日(月)17:00
■内容 
TVアニメぼっち・ざ・ろっく!」作中に登場する、後藤ひとり(CV:青山吉能)が愛用するヤマハエレキギターPACIFICAシリーズ廣井きくり(CV:千本木彩花)が愛用するヤマハエレキベースTRBシリーズ、両名が使用するヤマハギターアンプTHRシリーズを中心に、登場する楽器、機器について学べるサイト。
その他、当社が取り扱うブランド Steinberg、Ampeg、Marshallの製品も紹介。

2.後藤ひとりPACIFICAプレゼントSNSキャンペーン
コラボレーションを記念し、作中に登場する、特注仕様のヤマハエレキギター「PAC600series PACIFICA611VFM」をモデルに制作した「後藤ひとりのPACIFICA」を、抽選で2名様に差し上げます。
■応募期間
2022年12月24日(土)~
2023年1月9日(月・祝)23:59
■応募方法
下記2つのTwitterアカウントをフォローのうえ、
Yamaha Guitar Japan」のキャンペーン投稿をリツイート
TVアニメぼっち・ざ・ろっく!」公式アカウント 
https://twitter.com/BTR_anime
・「Yamaha Guitar Japanアカウント
https://twitter.com/yamahaguitar_jp
■抽選結果発表
2023年1月11日(水)以降
※当選発表は、当選者の方へのDM配信をもって代えさせていただきます
ご応募の際は、下記スペシャルサイトのキャンペーン概要、応募規約を必ずご確認ください。
▼「ぼっち・ざ・ろっく!」× ヤマハ スペシャルサイト
https://jp.yamaha.com/products/contents/guitars_basses/btr_collabo/index.html

3.ぼっち・ざ・ろっく!ヤマハ店舗ジャック企画
ヤマハの楽器店3店舗(名古屋・大阪なんば・銀座)で、「ぼっち・ざ・ろっく!」による“店舗ジャック”を行います。店内では、作中に登場する製品・機器を展示します。また、楽器を気軽に体験することができるコーナーを設置します。
店内でご案内の条件を達成した方には、描き下ろしのイラストを使用したノベルティを差し上げます。
ノベルティや展示内容の詳細は、2023年1月16日(月)にお知らせします。
■開催日程
2023年1月25日(水)~ 2月27日(月)ヤマハミュージック 名古屋店         
2023年1月25日(水)~ 2月12日(日) ヤマハミュージック 大阪なんば
2023年2月15日(水)~ 3月 6日(月) ヤマハ銀座店

[店舗概要]
ヤマハミュージック 名古屋店(愛知県名古屋市中区錦 1-18-28) ※火曜定休
https://www.yamahamusic.jp/shop/nagoya
ヤマハミュージック 大阪なんば店(大阪府大阪市西区南堀江 1-2-13) ※火曜定休
https://www.yamahamusic.jp/shop/osaka-namba
ヤマハ銀座店(東京都中央区銀座 7-9-14) ※火曜定休
https://www.yamahamusic.jp/shop/ginza
最新の営業情報は、各店のWebサイトをご確認ください。 ぼっち・ざ・ろっく!
ライブハウスでの活動を中心にバンドを通して成長していく高校生の姿が描かれた、雑誌「まんがタイムきららMAX」で連載中の、はまじあき氏原作の人気漫画作品。
2022年10月から12月にかけてアニメ放送が行われた。
アニメ内での本格的なサウンド(株)Clover Worksによる再現度の高い精細な楽器や演奏の描写で、楽器業界関係者からも支持を集めている。
公式WEBサイト
https://bocchi.rocks/
公式Twitter
https://twitter.com/BTR_anime
(C)はまじあき芳文社アニプレックス


*文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
*掲載情報はすべて発表日現在のものです。発表日以降に変更となる可能性もありますので予めご了承ください。

プレスリリースPDF
https://prtimes.jp/a/?f=d10414-20221226-26f20aca10eecb7bff3f049f3c8892f3.pdf

■ 一般の方のお問い合わせ先
株式会社ヤマハミュージックジャパン(お問い合わせフォーム)
https://inquiry.yamaha.com/contact/?act=1019&lcl=ja_JP

配信元企業:株式会社ヤマハミュージックジャパン

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新規描き下ろしイラスト!『ぼっち・ざ・ろっく!』「描き下ろし 後藤ひとり 両面フルグラフィックTシャツ」や「タペストリー」など新グッズラインナップ!



公式キャラクターコスチュームアパレルグッズの企画、開発、製造を行う株式会社コスパは、『ぼっち・ざ・ろっく!』より新グッズ6種を発表した。

ぼっち・ざ・ろっく!』"ぼっちちゃん"こと後藤ひとりが真剣な表情で新ギターを演奏する姿が早くも「両面フルグラフィックシャツ」「タペストリー」で登場となります。

加えて、ぼっちちゃんサインデザインした「Tシャツ」「ジャージ」をはじめ、「イキってすみません Tシャツ」もラインナップいたしました。

これらは通販を含むコスパオフィシャルショップほかにて一般販売のご予約受付中。
また、一部商品は12月30日(金)・31日(土)〈コミックマーケット101二次元コスパブース[南展示棟1・2ホール No.341]や2023年1月中旬〈コスパオフィシャルショップ実店舗〉での先行販売も実施予定。それぞれの先行販売商品のラインナップは商品情報をご確認ください。

  • 商品情報
■描き下ろし 後藤ひとり 両面フルグラフィックTシャツ
2022年12月30日(金)・31日(土)〈コミックマーケット101二次元コスパブース[南展示棟1・2ホール No.341]先行販売
2023年1月中旬〈コスパオフィシャルショップ実店舗〉先行販売
 一般販売:2023年4月中旬
 価格:6,600円(税込)
描き下ろしイラスト使用!
後藤ひとり」の両面フルグラフィックTシャツギターを演奏するぼっちちゃん
 ・「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりを大胆にデザインした両面フルグラフィックTシャツ
 ・真剣な表情でギターを演奏する「ぼっちちゃん」が映えるアイテムです。
■描き下ろし 後藤ひとり 100cmタペストリー
2023年1月中旬〈コスパオフィシャルショップ実店舗〉先行販売
 一般販売:2023年3月下旬
 価格:6,050円(税込)
■描き下ろし 後藤ひとり B2タペストリー
 発売日:2023年3月下旬予定
 価格:3,190円(税込)
ぼっちちゃんサイン ジャージ
2022年12月30日(金)・31日(土)〈コミックマーケット101二次元コスパブース[南展示棟1・2ホール No.341]先行販売
 一般販売:2023年3月上旬
 価格:7,920円(税込)
ぼっちちゃんサイン Tシャツ
2022年12月30日(金)・31日(土)〈コミックマーケット101二次元コスパブース[南展示棟1・2ホール No.341]先行販売
 一般販売:2023年3月上旬
 カラーWHITE/BLACK
 価格:3,190円(税込)
■イキってすみません Tシャツ
 発売日:2023年3月上旬
 価格:3,190円(税込)


(C)はまじあき芳文社アニプレックス
  • 関連リンク
・【株式会社コスパ】/〈コミックマーケット101グッズ販売情報
https://nijigencospa.com/special/comiket/
・【二次元コスパ】/『ぼっち・ざ・ろっく!グッズ情報一覧
https://nijigencospa.com/itemlist/id/01877/mode/series
・【株式会社コスパ】/公式Twitter:@cospa_inc
https://twitter.com/cospa_inc

発売元:株式会社コスパ
ブランド二次元コスパ

※商品の写真および画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
※商品は素材(生地等)・仕様が予告なく変更いたします。
  • 商品に関する詳細、お問合せ先
コスパポータルサイト https://www.cospa.com/
お問合せ先 https://www.cospa.com/inquiry (お問合せフォーム)

配信元企業:コスパグループ株式会社

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【2022年のアニメを総括!】「ONE PIECE FILM RED」「すずめの戸締まり」「THE FIRST SLAM DUNK」──それぞれがリ・アニメイトした2022年の現実



平成から令和へと時代が移り変わる中で、注目アニメへの時評を通じて現代の風景を切り取ろうという連載シリーズ「平成後の世界のためのリ・アニメイト」。

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今回は、大ヒット作が続出した2022年劇場用アニメを一刀両断! シリーズ史上最大のヒット作となった「ONE PIECE FILM RED」、今やポスト宮崎駿として世界中から注目を集める新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」、そして日本マンガ史にさんぜんと輝く名作マンガを、原作者自らが映像化した「THE FIRST SLAM DUNK」の3本を批評家・中川大地が語りつくす!

平成後の世界のためのリ・アニメイト 第11回 「ONE PIECE FILM RED」「すずめの戸締まり」「THE FIRST SLAM DUNK」──それぞれがリ・アニメイトした2022年の現実


興収100億超えをうかがう大ヒットが相次いだ2022年下半期

 

前回2022年上半期のアニメに関する上映映画を確認しながら、本連載の関心に沿う作品としてあえて実写映画「ハケンアニメ!」を取り上げたが、下半期のアニメ映画については、そうした搦め手の余地がないほど圧倒的な話題作が相次いでいる。8月6日公開の「ONE PIECE FILM RED」、11月11日公開の「すずめの戸締まり」、そして12月3日公開の「THE FIRST SLAM DUNK」と、本稿執筆時点ですでにそれぞれ187億円、100億円、50億円と、いずれも興行収入100億円を大きく突破するであろう勢いでの快進撃だ。

 

このうち2本は、コロナ禍で映画興行が制限されていた時期の特殊状況にも助けられて歴代国内映画最高の興行成績にまで到達した2020年の「劇場版鬼滅の刃無限列車編」が切り拓いたムードにうまく連なるかたちで、「週刊少年ジャンプ」の人気マンガ原作を映画化し、それまでなかった興収規模に引き上げられるというタイプヒットの仕方になっている。その意味では、ポスト「鬼滅」と目された翌21年の「劇場版 呪術廻戦0」の成功とも続く波に順当に乗ったという見方もできるが、前年までの2作が2010年代後半に連載開始された新世代の原作をufotableMAPPAといった旬のアニメスタジオが手がけるテレビシリーズとも連動しながら東宝の配給でスケーリングしていった作品だったのに対し、「ONE PIECE」は連載25周年を迎えた現役最古株、「SLAM DUNK」はもはや1990年代を代表するマンガ史上のタイトルであり、それぞれを昔からアニメ化してきた漫画映画の老舗・東映アニメーションが手がけるという座組も保守本流感に満ちていて、同じジャンプ系アニメと言ってもだいぶ立ち位置が違う。にもかかわらず、監督の作家性や企画面での新機軸が奏功し、両作を現代的にアップデートすることができたことの背景には、やはり前年までとは異なるビジネス的・作品的な文脈が読み解かれるべきだろう。

そして両作に挟まれる時期に、細田守の1年遅れで3年周期のオリジナル新作を出すというルーティーンを守りながら新海誠の「すずめの戸締まり」が公開され、「国民的アニメ作家」を求める業界の期待に順調に応え続けていることは、日本のアニメビジネス予定調和として理想的だ。そのありようは、ウクライナでの戦禍や世界経済の混乱、安倍晋三元総理の銃殺といった国内外の変事が確実にこの国の日常性の基盤を蝕んでいるはずの年の終わりに、「君の名は。」(2016年)「天気の子」(2019年)に続く「災害三部作」を貫徹してみせたことは、前作主人公の帆高がラストで「僕たちは、きっと大丈夫だ」と自分たちに言い聞かせているさまにも重なるように感じる。

 

去る12月12日に放映されたNHKクローズアップ現代」の特集でも、東日本大震災モチーフを描いた今作について、実際に家族を亡くした被災者からの反発の声を拾う取材映像と対置させられながら、それでも現実を受け止め人の心を動かす力がエンターテインメントにはあるはずだ、といった趣旨の応答をする新海のインタビュー(外部リンク:「NHK」新海誠監督、「すずめの戸締まり」で挑んだ“エンタメと震災”。未公開インタビュー)が流されていた。それは穿った見方をすれば、震災の扱い方についてのありうべき批判に対して「真摯に向き合う誠実な作家」「誰かを傷つけてでも自らの信念を貫く苦悩の表現者」といったパブリックイメージを流布することで先行防衛をはかる、姑息なメディアパフォーマンス以外の何物でもないだろう。

とはいえ作品評価以前の問題として、新海が道化じみた役割を引き受けながら説いたフィクションと現実の関係をめぐる模範解答的な一般論そのものは、確かに創作者が見失ってはならない一線であるのは間違いない。以下、2022年アニメフラッグシップタイトルとなった3作が、それぞれの方法論でどのように同時代の「現実」に向き合ったのか、その内実を改めて比較検討してみたい。

 

■音楽映画フォーマットで世界の格差と分断を主題化した「FILM RED」

 

 

はじめに、「ONE PIECE FILM RED」がどういう映画なのかを確認しておこう。

ONE PIECE」の映画は、「ドラえもん」や「名探偵コナン」などの長寿マンガ劇場版シリーズと同様、基本的には原作本編のストーリーラインとは厳密には整合しないお祭り企画として制作されているが、2009年の「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」以降の「FILM」を冠した作品では原作者の尾田栄一郎が製作総指揮ないし総合プロデューサーとして、作品コンセプトの企画に深くコミットするようになっている。そして劇場版第15作となる「FILM RED」は、原作の最終章突入にあたり、まだテレビシリーズ化前の時期にあたる1998年イベント用上映作品「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」で「ONE PIECE」のアニメ化を初めて手がけた経験もある谷口悟朗監督を起用し、ルフィ麦わら帽子を託し海賊王を目指す原点になった赤髪のシャンクスをフィーチャーした点が、「ワンピース映画」としての本作の立ち位置と言える。

 

従来、ワンピース映画の監督には、テレビシリーズシリーズディレクターを務めてきた東映アニメーション生え抜きの演出家を起用するのが常だが、谷口悟朗は「無限のリヴァイアス」(1999年)から出世作「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2009年)に至るまで、主にサンライズ系のオリジナル企画で頭角を現したのち、2010年代にはフリーランスとして多くのアニメスタジオと組んでジュヴナイルSFアクションものの原作を手がけることで、独自の作家性を確立してきた監督だ。

そうした外部の才能を導入することで「ONE PIECE」の王道的なパターンに変化をもたらす映画という意味では、「時をかける少女」(2006年)で劇場アニメ監督としてブレイクする直前の時期の細田守監督が手がけた劇場版第6作「ONE PIECE THE MOVIEマツリ男爵と秘密の島」(2005年)以来の挑戦という見方もできるだろう。

同作は細田にとって、もともとスタジオジブリで「ハウルの動く城」(2004年)を監督するはずだったところが制作チームの梯子を外されて降板するという憂き目に遭い、アニメ監督としてのキャリアの危機に直面したときの経験が色濃く反映された作品になったという逸話はよく知られている。その結果、「ONE PIECE」が掲げてきた麦わら海賊団が重んじる「仲間との絆」のテーマを根底から疑う作品になり、細田守作品としては「サマーウォーズ」(2009年)以降のオリジナル作品と同等以上に評価されることもある一方で、ワンピース映画としてはファンの間で異端視されることの多い一作となっている。

 

そこからすると「FILM RED」の場合、先述のように谷口は「外部」の作家でありながら誰よりも早く原作マンガアニメイトした監督として「ONE PIECE」に「凱旋」するかたちで迎えられた作家であり、尾田栄一郎との密接な関係のもとに物語の最重要人物の一人であるシャンクスの娘・ウタを映画オリジナルキャラクターとして託されているという意味で、過去のどの映画よりも原作公認性が高い。その上で、ウタを「ONE PIECE」という少年マンガ作品の根底にある「海賊」をめぐるロマンの自明性を否定する存在として描いた点に、1本のアニメ映画としての本作の挑戦性の核がある。

 

彼女は原作初回で描かれた10数年前のルフィと一緒にシャンクスのもとで過ごしていた幼なじみで、当初は自由で義に篤いシャンクスと赤髪海賊団のあり方に憧れる動機をルフィと分かち合っていた。しかしその後、劇中で描かれる事件を通じてシャンクスに置き去りにされた島で音楽教育を受けたウタは、暴力と掠奪を本来の属性とする海賊そのものを憎むようになる。そして世界一の歌姫となって音楽の力で大海賊時代を終わらせ、誰もが暴力や貧困から永遠に解放される「新時代」を目指すという目的でルフィたち麦わら海賊団の前に立ちはだかるというように、海賊王を目指すルフィアンチテーゼとして設定されている。

そのための具体的な手段として、彼女は「ONE PIECE」のお約束アイテムである悪魔の実「ウタウタの実」の能力者になっており、ギリシャ神話セイレーンのように歌声によって人々を昏睡させ、その意識を現実とは異なる夢のような別世界「ウタワールド」に閉じ込めることができる。その力を映像電伝虫によるライブ中継で世界中に発信し、全世界の人々を安寧なウタワールドに取り込むことで、彼女の信じる新時代を実現しようと試みるのだ。

 

そんなウタをヴィランに据えた「FILM RED」という映画は、声優として谷口監督の「コードギアス」でナナリー役を務めた名塚佳織を起用する一方、歌唱にはメジャーデビュー曲「うっせぇわ」(2020年)で若者向けSNSを起点にブレイクしたAdoを起用。冒頭のライブシーンでの楽曲「新時代」をはじめとする7曲の劇中歌を担当するミュージカル映画として作られており、連載四半世紀を迎えた「ONE PIECE」の世界観への挑戦者として、ネットネイティブ世代の歌姫がまとう現実の叛逆性を導入した点が白眉となっている。

 

このように音楽PVに近いミュージカル映画のフォーマットを流用することで、楽曲シーンで強調されるドリーミーな映像演出を仮想世界の反語的表現として活用しつつ、現実の酷薄さと対照させるドラマに応用するあたりは、奇しくも細田守の「竜とそばかすの姫」(2021年)にも連なるコンセプト性を帯びている。同作では、1990年代ディズニールネサンスを決定づけたミュージカルアニメの金字塔「美女と野獣」(1991年)を多分にオマージュしながら、主人公・鈴がネット上のメタバース的な仮想世界〈U〉の歌姫ベルとなる過程を通じて自分を取り戻し現実の困難とも向き合っていく物語が描かれたが、かつて『オマツリ男爵』を手がけた細田の近作が、再び「ONE PIECE」のテーマ性に挑む新たなワンピース映画のモチーフを先取りしていたことは、興味深いリンケージと言えるだろう。

 

ただ、「竜とそばかすの姫」で細田が〈U〉を通じて照射しようとしたネット社会やDVをめぐる現実性の描写や物語展開は、扱おうとしたテーマの重さに比してどうにも説得力に欠け多くの厳しい世評に晒されており、決して作品的に成功していたとは言いがたい。これは同作に限らず、「国民的アニメ作家」候補としての細田守が、わかりやすいアニメーションの快楽になじみやすいSF・ファンタジー的な道具立てと、自らの私的経験に立脚した恋愛・結婚・育児といった卑近なテーマとを接続しながら日本の地方を舞台にした青春劇を描くタイプの作風に自らのオリジナリティを見出して以来、一貫して失敗し続けているリアリティレベルの構築ミスでもある。

 

対して「FILM RED」の場合は、「ONE PIECE」という巨大原作の強固な世界観に立脚しながら、そこにグローバル資本主義インターネット・カルチャーによる世界の接続と、それによりかえって浮き彫りになった現代の格差や分断をめぐる問題を重ね合わせるという、寓意的なアプローチによって現実への批評性を導入している。

もちろんそれは、シリーズが重ねてきた膨大なキャラクター陣やディテール設定の伏線など、あくまで従来からの「ONE PIECEファン向けの雑多なサービス要素をこれでもかと詰め込んだ上でのフレーバーの域に留まっているので、単体映画としての作品性をオリジナル企画と同列に比べることをナンセンスに感じる向きも多いだろう。

しかしながらポスト宮崎駿の「国民的アニメ映画」を期待された世代(具体的には庵野秀明以降)の作品たちが、ことごとく作家個人の視野や問題意識の限界からどうにもドメスティックで退行的なものになりがちだったことを顧みるとき、むしろ幅広い文脈から登場したクリエイターたちが化学反応を起こすジャンプ系原作のマンガ映画の雑種的な総合性こそが、エンターテインメント性と批評性の両面で、よりグローバルな問題意識に通ずる未来志向のコンテンツ力を発揮しつつあるのではないか。そのようなスタジオジブリ的なオリジナル偏重試行が続いてきた1980年代以降の日本アニメの潮目の変化として、アフターコロナ期のジャンプ系アニメ映画の伸張を捉え直すことも可能だ。

 

顔出しNGのまま「ウタ」として2022年紅白歌合戦にも出場することになったAdoの虚実の壁の越え方は、グローバル資本主義の荒波にも似た大海賊時代の最終章に向けて、あくまで旧世代的な実体験ベース価値観を保守する役割を振られたルフィ海賊王を目指す航海を再開していった映画の幕切れとはいささか異なる「新時代」の到来を、テレビのこちら側に告げる狼煙になっていたのかもしれない。

 


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【2022年のアニメを総括!】「ONE PIECE FILM RED」「すずめの戸締まり」「THE FIRST SLAM DUNK」──それぞれがリ・アニメイトした2022年の現実


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【感想】漫画『光が死んだ夏』1巻読んでみた



この前気になって買った『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は読んでて気持ちいい感じだったけど、今回読んだ『光が死んだ夏』は最初からずっと居心地が悪い感じ。だけど、最後まで読んでしまった。なんだかんだ展開が気になる。2巻買ってくる!

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【注目】『アバター』だけじゃない!? 好みで選べ! お正月映画2023 外国映画編


アバターそんなに注目作品なのか。そもそもアバターの1作目すら見てないんよなー

 お正月は、家族や友人たちと映画館で“お正月映画”を楽しむ。ウィズコロナとなり、今年はそんな時間が戻ってきそうな気配。しかも、映画史に革命を起こした大ヒット作の13年ぶりとなる続編など、スクリーンで見ておかないと後悔しそうな大作や話題作がそろっている。いざ映画館へ!




 まずは、外国映画から。言うまでもなく今年のお正月映画の主役は、興行的にも話題性でも、そして中身も含めてアバターウェイ・オブ・ウォーターだろう。世界歴代興行収入1位を誇る3D超大作の13年ぶりとなる続編だ。

 惑星パンドラに再び人類が現れ、森を追われたジェイク(サム・ワ―シントン)とその家族は海の部族に助けを求める。つまり、ジェームズ・キャメロン監督が得意とする海が今回の主な舞台となる。

 押井守が言うように、この13年の間、映像技術で『アバター』を超える映画は生まれなかったのではないだろうか。ところが本作は、それほどの前作のクオリティーを軽々と超えてみせる。

 スクリーンに映る光景がナチュラル過ぎて、架空のはずのパンドラもそこに住む生き物たちも実際にいるとしか思えない。かつてない驚愕(きょうがく)の映像体験なのだ。

 しかも、本作のスクリーン数は、日本記録の1466でスタート。全国にある映画館スクリーンの4割以上を独占しており、興行面でライバルとなりそうな洋画は見当たらない。そこで、ここからはタイプの違う、客層がかぶらない作品を見ていきたい。

 2022年の夏も『エルヴィス』が大ヒットしたが、すっかり洋画の人気ジャンルとして定着したミュージシャンの伝記ものでは、ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』がある。

 “THE VOICE”と称される圧倒的な歌声で音楽史を彩った歌姫の栄光の半生を、映画『ボディガード』の主題歌など、数々のヒット曲とともに再現する。『ボヘミアン・ラプソディ』のアンソニー・マクカーテンが脚本を手掛けている。

 ミュージカル映画も公開される。『トゥモロー・モーニング』は、ロンドンで喝采を浴びたミュージカル劇の映画化だ。“離婚前夜”の男女に“結婚前夜”の思い出が去来する。ミュージカルスターのサマンサ・バークスとラミン・カリムルーが共演。

 22年のノーベル文学賞に輝くアニー・エルノー原作のフランス映画『あのこと』も話題の一本。中絶が法律で禁止されていた1960年代を舞台に、望まぬ妊娠をした大学生の12週間が描かれる。

 まるでダルデンヌ兄弟の映画のように徹底して主人公に寄り添うカメラが、われわれ観客を彼女と一体化させる。ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した傑作だ。

 スリラー系では、『エクス・マキナ』の鬼才アレックスガーランドの新作MEN 同じ顔の男たちが要チェック。夫の自死に直面し、心の傷を癒やすため、イギリスの田舎町を訪れた女性が体験する恐怖を描く。

 日本の鶴田法男が撮った中国映画『戦慄のリンク』は、ネット小説に潜む死の恐怖に迫る。ホラー要素満載で、“Jホラーの父”とたたえられる鶴田監督の面目躍如といっていい。

 ラブストーリー好きなら、イタリア映画『離れ離れになっても』を。16歳で出会った男女が、激動の時代に翻弄(ほんろう)され、別れと再会を繰り返す40年間の物語。

 エットーレ・スコラの『あんなに愛しあったのに』やジュゼッペ・トルナトーレの『ニュー・シネマ・パラダイス』など、イタリア映画の先達へのオマージュが感じられる。

 ハッピーニューイヤー』は、韓国版『ラブ・アクチュアリー』と呼びたくなるロマンチック群像劇。大みそかの高級ホテルを舞台に、“14人14色”の恋が交錯する。

 最後に、2022年の洋画で最大のヒットなったトップガン マーヴェリックが、粘り強く興行を続け、お正月シネコンなどの映画館で見られることを付け加えておきたい。

(外山信也)




『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 (C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.


(出典 news.nicovideo.jp)

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【悲報】うすた京介、漫画で関わる“アイドル運営”を離脱 グループ側はトラブル示唆「直接の連絡も取れなくなっている」


まず、アイドル運営してることすら知らなったんだがw

 『ピューと吹く!ジャガー』などで知られる漫画家うすた京介さんが12月27日アイドルグループ「きのホ。」の運営から離れることをTwitterで発表しました。

【画像】うすたさんが関わっていたアイドル「きのホ。」

 かねてアイドル好きを公言していたうすたさんは2021年7月、“漫画と同時進行する新生アイドル”として「きのホ。」の始動を発表。「私うすた京介が漫画を、ハンサムケンヤ氏が楽曲を担当する、京都発のアイドルグループです」と紹介しており、その後もSNSで積極的な情報発信を行っていました。

 うすたさんはこの日、「この度、私うすた京介はきのホ。運営を離れることになりました」と直筆メッセージで運営離脱を発表。理由については、「夢だったアイドル運営の仕事はとても楽しいものでしたが、今後の漫画家人生を色々と考えた結果、このような決断をさせていただきました」と漫画家業を優先するためだとしています。

 また同グループプロデューサー・新井ポテトさんは同日、グループのオフィシャルサイトおよびSNSでうすたさん運営離脱に言及。「当プロジェクトの漫画担当であったうすた京介氏を9月28日に解職」と9月末時点でうすたさんを解職していたことを明かした他、「この件については、うすた氏の弁護士より内容や理由の公開を禁ずる通知が来ていること、また本人との直接の連絡も取れなくなっていることから、弊社からのコメントは控えさせて頂きます」と何らかのトラブルがあったことを示唆しています。

 双方から詳細な説明はなく、Twitterでは「うすた京介さん解職って何があったんだ!?」「えっ? うすたさん、えっ?」「よく分からんけど、モメたって事だけは分かった」「うすた先生なにがあったんですか…の方で考えてしまう」などさまざまな臆測を呼んでいます。

うすたさんが描いた「きのホ。」を主人公にした漫画(画像は「きのホ。」Instagramから)


(出典 news.nicovideo.jp)

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